実際に自己破産の手続きに入ろうとする前に

自己破産は何回までならOK?

自己破産なんて嬉しくないライフイベントは、人生のうちで1回こっきりにしたいものです。
いや、できるのであれば、人生で1回だって経験したいものではありません。

しかし、様々な事由から、自己破産という選択をせざるを得ない人も世の中には多いのです。
こうした人は、一概に「だらしない」だの「計画性がない」だのと罵る権利など、誰にも無いのです。

ところで、この自己破産という経験を糧に、次の人生を立派に立て直すことがこの制度の肝なのですが、残念ながらそうはいかなかった人も少なくはありません。

実際、本来であれば自己破産を理由とした解雇は、正当な理由にはならないのですが、裁判で解雇の無効と損害賠償を求めて裁判を起し、見事勝ったとしましょうか。
そうした人の中で何人の人が解雇が無効になったからといってその会社に勤めるでしょうか。
そうできる人はなかなかの剛の者であり、そういう人は自己破産などしないような気がします。

結局のところ仕事を失うことになり、その後の再就職がうまく行かない場合、日々の生計のためにまたも自己破産しなければならないような状況に追いやられる可能性もあるのです。

実際のところ、1度自己破産をした人は、向こう7年間は自己破産をすることはできません。
しかし、回数には特別な規程は無いので、状況が許すのであれば、おすすめこそしませんが2回目以降の自己破産も考えなければならないかもしれません。

ただ、新たに借入れをしなければこうしたことにならないはずです。
ですので、自己破産をした後は、何年後であっても借金を作らないように頑張りましょう。

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