自己破産したらどうなるQ&A(自己破産後の生活)

自己破産後の今後の生活について

家財道具などは没収されるの
自己破産というのは、ほとんどのケースで経験がないことになります。逆の見方をすれば、誰でもそうだとは思いますが、こんなことはしたくないと思います。それ以前に、借金や債務を抱えたくない、というのが実情ではないかと思います。今までの内容というのは、1番の山場でもあり重要なところでもある、自己破産の手続きに関して説明してきました。そして、ここからは裁判所から自己破産の受理をされて、借金や債務をなくなった場合の今後について説明をしていきます。自己破産の大きなメリットというのは、どのようなことになるのでしょうか?それは今まで抱え込んだ借金や債務がなくなる、ということになります。つまり、その重荷から解放される、ということです。では、自己破産はメリットだけなのでしょうか?もちろん、そのようなことはありません。必ずメリットもあればデメリットもあります。そこで、あなたがもしかしたら気にしている、所持品などについて家財道具などは没収されるのでしょうか?
これに関しては、没収されるもの、されないものがあります。では、どのような基準になっているのでしょうか?細かいところまでは説明はできませんが、生活上、または仕事上必要になるものは基本的には没収はされません。または、いくつかある家財道具の中から限定して没収されるものもあります。また、現金や預金などに関しても現時点では99万円以下の場合には、没収されることはないのです。

債権者からの取り立ては今後も続くの
借金や債務を抱えますと当然ですが、それを返済しないといけなくなるのです。では、なぜその借金や債務を返済しないといけないのでしょうか?それは、よくも悪くも子どもの頃からの影響が強いと思います。そのようなことはない、と思われているかもしれませんね。しかし、親や先生などから、借りたものは必ず返す、などと教えられたことはないでしょうか?それがモノだけではなく、お金にも同じように当てはめて考えているわけですね。それで、お金を借りたら必ず返すような、よくも悪くもクセがついている、ともいえるわけです。では、借金や債務を返済しないとどのようになるのでしょうか?もしかしたら、これを読んでいるあなたはすでに経験があるかもしれませんね。それは、借金や債務を返済しないと債権者からの取り立てがあるからです。場合によっては督促状という形式で書面にて、または実際に人が訪問しての2つになるかと思います。では、自己破産をしたら、取り立ては今後も続くのでしょうか?
これに関しては、借金や債務がなくなったところに関しては、当然取り立てる債権がなくなるため、もう少し細かく書けば強制的に債権がなくなるため、取り立てができなくなる、ということです。そういう意味では、債権者からの取り立てがなくなり、借金や債務を抱えた側としては安心するわけです。しかし、その一方で債権者には多大な迷惑をかけたことを忘れてはいけないことを覚えておいてくださいね。

ローンやクレジットカードの申し込みはできるの
自己破産をする場合というのは、キャッシングやローンだけの借金だけになるのでしょうか?これは、実際に借金や債務を抱えた人の状況によるため、何とも言えません。しかし、自己破産をするようになっている、なったということは、いろんなお金の支払いに関してできなくなっている場合が多くなっています。例えば、日々の生活費に関しても当てはまると思います。もしかしたら、電気ガス水道、または電話料金などのインフラの使用料を支払うことができなくなり、止められているケースも考えられます。また、クレジットカードを使用していましたら、それで支払っているものも支払うことができなくなり、クレジットカードの支払いも結果として滞納しているケースも考えられます。では、自己破産をして、それらの借金や債務がなくなった場合、ローンやクレジットカードの申し込みはできるのでしょうか?
これは、高い確率でローンやクレジットカードの申し込みはできない、と思ってもらった方がいいかもしれません。その理由としては、書くまでもありませんが、1度自己破産をしている人というのは、信用がゼロになっている状態ですので、ローンやクレジットカードの申し込みは却下される、というわけです。ローンやクレジットカードというのは、その人の信用で貸している、使わせてもらっているからです。自己破産をすると、メリットだけではなく、このようなデメリットがあることも覚えておくことが必要です。

自己破産すると何か制限はあるの
自己破産というのは、あなたにとってメリットとデメリットでは、どちらが大きいと思いますか?これは、自己破産というのがそもそもどういうものなのかを知らないと、メリットそしてデメリットのどちらになるかは判断できないのが実情ではないかと思います。まず、短期的な面で見れば借金や債務がなくなる、ということになります。今まで苦しんでいたことから解放されるわけですから、そして自己破産をする目的というのは、これになるわけですから、メリットと言えるわけですね。しかし、メリットや快楽に関しては必ずデメリットや苦しみというのがついてくるのです。その1つに前の内容で書きました、ローンやクレジットカードの申し込みができなくなる、ということです。それが短期的ではなく長期的に続くことになります。これがメリットかデメリットになるかは、人それぞれになるかと思います。では、他には自己破産すると、何か制限はあるのでしょうか?
実は意外かもしれませんが、職業に制限がついてしまいます。特に信用が必要になる職業は就職することができなくなってしまいます。他には自己破産をすると破産管財人がつくため、しばらくの間、郵送物をチェックされてしまいます。また、旅行や移動などに関しても制限がついてしまいます。しかし、それも破産管財人のチェックがなくなれば、とりあえずは自由になることはできます。しかし、本当に自由になるか、また前のような借金や債務を抱える方向に戻るかは、あなた次第になります。

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